春まだ遠く


08年 2月 9日




凍える梅
(真弓地の窪の紅梅)







真弓にて

















































牽牛子塚古墳のある丘






真弓鑵子塚古墳道中







真弓鑵子塚古墳見学会の長い列







真弓鑵子塚古墳







二段築成の墳丘







ドーム式石室







北の羨道?口







牽牛子塚古墳への道


2月9日、真弓鑵子塚古墳の見学会が行われた。
たくさんの人が詰めかけ、12年ぶりという大雪の中を3時間待ちの行列が出来た。
雪は昼前から降り始め、辺りをあっという間に銀世界に変えた。

長蛇の列を避け、先に昼食を済ませて、地の窪の紅梅を見に出かけた。
まだほころび始めたばかりだったが、降りしきる雪の中でもじっと耐え咲いている。
朝風峠からでも見えるこの紅梅。
満開となるには、もう少し時間が掛かるだろう。

引き返して真弓鑵子塚見学会の列に戻った。
1時間の待ち時間の後、ようやく石室内を見学できた。
文化財課の皆さん、作業員の皆さん、ご苦労様でした。

真弓鑵子塚古墳データー
  • 6世紀半頃 (出土土器より)
  • 直径約40m、高さ8mの二段築成の円墳
  • 丘陵を大規模な造成し、岩盤を削り出して盛り土をしている。
  • 石室は、付近で産する飛鳥石を用いたドーム式の横穴式石室。
  • 石室規模:全長19m以上、玄室長約6.5m、幅約4.4m、高さ約4.7m。
  • 西側に2mの張り出した片袖式構造。
  • 床面に幅30cm、深さ7cmの排水溝がある。
  • 玄室から続く北側には、奥室的な機能を持つ羨道状の施設がある。
  • 壁面構成は、巨石を6〜7段に積み上げ、3段目から急激な持ち送りとなっている。
  • 天井石は、巨石3石を加構している。
  • 羨道部分は、人頭大の閉塞石で塞がれていた。
  • 墳丘や床面に南海大地震によると思われる亀裂や歪みが認められた。
  • 出土遺物 : 土師器、須恵器、銀象嵌刀装具、玉類、金銅製飾金具、金銅製馬具、
             鉄鏃、鉄釘、凝灰岩片


前頁 飛鳥三昧
TOP
目次 飛鳥写真館
目次
次頁